子どもの虫歯予防に最適な食事習慣

〒101-0032 東京都千代田区岩本町3丁目7-16
井門岩本町第2ビル2階(旧 マルメビル)

03-5821-6345

診療時間
平日:10:00~13:00 14:30~18:30土曜:10:00~17:00休診日 日曜・祝日

WEB予約

キービジュアル

子どもの虫歯予防に最適な食事習慣

2025年1月31日

子どもの虫歯予防には、正しい食習慣の確立がとても重要です。特に、食べるタイミングや食品の選び方を工夫することで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。本記事では、虫歯を防ぐ食べ方とおすすめの食品、避けるべき習慣について詳しく解説します。


1. 子どもの虫歯の原因

 

1.1 虫歯ができる仕組み

虫歯は、「糖分」+「虫歯菌」+「時間」が重なることで発生します。

  1. 食事やおやつに含まれる糖分を虫歯菌(ミュータンス菌)が分解。
  2. 酸が発生し、歯のエナメル質を溶かす(脱灰)。
  3. 時間が経つと穴が開き、虫歯が進行する。

 

ポイント:

  • 食事の回数が多いと、口の中が酸性の時間が長くなり、虫歯リスクが上がる。
  • 糖分の多い食品や飲み物が長時間口に残ると、虫歯菌の活動が活発になる。

2. 虫歯予防のための食事習慣

 

2.1 食事のリズムを整える

  • 「ダラダラ食べ」を防ぐ
    • 食事とおやつの時間を決め、食べたら歯を休ませる時間を作ることが重要。
    • 口の中が中性に戻る時間を確保することで、虫歯リスクが下がる。
    • 食事の間隔は2~3時間空けるのが理想。
  • 寝る前の飲食を避ける
    • 唾液の分泌が減る就寝中は、虫歯菌が繁殖しやすいため、寝る前の甘いものやジュースは厳禁

2.2 おやつの選び方

  • 避けるべきおやつ
    • 砂糖が多いもの(チョコレート、キャラメル、キャンディー)
    • 歯にくっつきやすいもの(グミ、クッキー、パン類)
    • 甘いジュースや炭酸飲料(スポーツドリンク、果汁100%ジュースも要注意)

 

  • おすすめのおやつ
    • 歯を強くする食品
      • チーズ(カルシウム・リンが豊富)
      • ヨーグルト(プロバイオティクス効果で口内環境を整える)
    • 糖分が少なく噛む力を育てる食品
      • 煎餅(無糖)、ナッツ類(子どもが小さい場合は誤飲に注意)
      • するめ、小魚
    • 自然の甘みで満足できるもの
      • 果物(ただし乾燥果物は糖分が濃縮されているので注意)

2.3 砂糖の摂取をコントロール

 

  • 砂糖の量を減らす工夫
    • 飲み物は水かお茶を基本にする。
    • 甘味を抑えた手作りおやつを活用する(例:果物ヨーグルト、蒸し芋)。
    • おやつは決めた時間に食べる習慣をつける。

 

  • キシリトールを活用
    • キシリトールガムやタブレットを活用すると、唾液の分泌を促し、虫歯菌の活動を抑える

3. 虫歯予防におすすめの食材

チーズ・ヨーグルト カルシウムが豊富で歯を強くする。唾液分泌を促進。
小魚・しらす カルシウム・ビタミンDが豊富で、歯と骨の成長をサポート。
野菜(にんじん、大根、きゅうり) よく噛むことで唾液の分泌を促し、口の中を中和。
ナッツ類 ミネラルが豊富で歯を強化。歯垢が付きにくい。
キシリトールガム 虫歯菌の活動を抑える効果がある。
水・麦茶 砂糖を含まず、口内の自浄作用を高める。

4. 食後のケアと歯磨き習慣

 

4.1 食後にできる簡単な予防策

  • 食後に水やお茶を飲む
    • 口の中を洗い流し、酸性環境を中和する。
  • ガムを噛む
    • 唾液の分泌を促し、虫歯菌の働きを抑制。
  • 野菜スティックを噛む
    • にんじん・きゅうりなどを噛むことで、歯垢を自然に除去。

4.2 正しい歯磨き習慣

 

  • 食後30分以内に歯磨きをする
    • 食事後は酸性環境になっているため、時間を置いてから磨くのが理想。
  • フッ素入り歯磨き粉を使う
    • フッ素が歯の再石灰化を促し、虫歯を防ぐ。
  • 仕上げ磨きをする
    • 小学校低学年までは、親が寝る前に仕上げ磨きをすることが重要
    • 奥歯や歯の裏側、歯と歯の間をしっかり磨く。

5. よくある質問(Q&A)

 

Q1. 子どもが甘いものを欲しがる場合、どうすればいい?

A. 完全に禁止せず、食べるタイミングと量を決めましょう。例えば、おやつの時間にフルーツやチーズを取り入れ、甘いお菓子は週に1回にするなど、ルールを作ると効果的です。

 

Q2. 「だらだら食べ」を防ぐ方法は?

A. 食べる時間を決めることがポイント。

  • 食事の時間を一定にする。
  • おやつを1回15分以内で終えるよう意識する。

 

Q3. フルーツも虫歯の原因になる?

A. フルーツは自然の糖分を含みますが、砂糖とは異なり繊維質が多く、歯垢を落とす働きもあります。ただし、ドライフルーツや100%ジュースは糖分が濃縮されているため、摂取量に注意しましょう。


6. まとめ

 

虫歯予防には、「食べるもの」「食べ方」「ケアの仕方」の3つが重要です。

  • 間食は決まった時間にし、ダラダラ食べを避ける。
  • おやつは、糖分の少ないチーズやナッツ、野菜スティックがおすすめ。
  • 食後は水を飲み、歯磨きの習慣をつける。

子どもの歯を守るために、家庭でできる習慣を取り入れ、楽しく予防しましょう!

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

WEB予約
メール相談
03-5821-6345

〒101-0032
東京都千代田区岩本町3丁目7-16
井門岩本町第2ビル2階(旧 マルメビル)

「秋葉原」駅 5分 /「岩本町」駅 2分

このページの先頭に戻る