金属アレルギーと歯科治療
2025年2月18日
金属アレルギーは、特定の金属に接触することで皮膚炎や湿疹などのアレルギー反応を引き起こす症状です。歯科治療で使用される金属も、口腔内での長期的な接触によりアレルギーの原因となることがあります。特に、銀歯(銀合金)や金属製の詰め物・被せ物が原因となるケースが報告されています。
金属アレルギーの症状
口腔内の金属が原因の場合、以下のような症状が現れることがあります:
- 口腔内の症状:口内炎、舌のヒリヒリ感、口唇の腫れなど。
- 全身の症状:手や足の湿疹、皮膚炎、掌蹠膿疱症(手のひらや足の裏に膿を持つ発疹ができる)など。
これらの症状が見られる場合、口腔内の金属が原因となっている可能性があります。
金属アレルギーの診断と治療
金属アレルギーが疑われる場合、まず皮膚科でパッチテストを受け、どの金属に対してアレルギー反応があるかを特定します。その後、歯科医師と連携し、口腔内の金属製修復物をアレルギーを引き起こさない素材に置換する治療が行われます。
メタルフリー治療の選択肢
金属を使用しないメタルフリー治療として、以下のような素材が選ばれます:
- セラミック:審美性が高く、耐久性にも優れていますが、保険適用外となることが多く、費用が高めです。
- レジン(歯科用プラスチック):保険適用が可能で、費用を抑えられますが、耐久性や審美性でセラミックに劣る場合があります。
近年では、特定の条件下で保険適用となる白い被せ物や詰め物も登場しています。例えば、ハイブリッドセラミックを使用したCAD/CAM冠が、小臼歯や大臼歯で保険適用となる場合があります。
治療の流れ
- 診断:皮膚科でパッチテストを受け、アレルギーの原因となる金属を特定します。
- 歯科での対応:原因となる金属製の詰め物や被せ物を、セラミックやレジンなどの非金属素材に置き換えます。
- 経過観察:治療後、症状の改善状況を定期的に確認します。
金属アレルギーの症状や治療法は個人差があるため、専門の医師や歯科医師と相談し、適切な対応を行うことが重要です。






