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Q108 静脈内鎮静法とはなんですか? 手術前に点滴を入れて、そこから安定剤や鎮痛剤を投与する事で、 手術中に生じる、患者さんの恐怖感・不安や痛みを取り除く為に、行う手技をさします。 Q109 静脈内鎮静法の利点とは? 鎮静(就眠)が確実に行え、手術を受けていた事を覚えていない(健忘)を期待出来ます。 局所麻酔薬のみで痛みを抑えても、ドリルで削る音や振動が骨を伝わって、 患者さんの頭や耳へ響く影響を考えている口腔外科医はあまり多くはいません。 静脈内鎮静法では、この様な不快な事象を感じませんし、覚えていないという利点があります。 また、手術中のストレスに起因した高血圧や局所麻酔薬では取りきれない痛みを 点滴から薬剤を投与する事で解消可能と出来る事も利点にあげられます。 Q110 静脈内鎮静法に危険は無いのですか? 麻酔薬を投与すると、呼吸と循環(肺と心臓)へ影響を与えます。 呼吸の回数は減り、血圧は下がる事が大半です。 しかしながら、日本麻酔科学会が定める、安全な麻酔の為のモニター指針に記載されている様に、 手術操作に参加しない、独立した麻酔医が常に患者さんを看視しなければ危険性はとても高くなります。 上條歯科医院では、術者の歯科医師はオペに集中し、 麻酔専従医朝比奈が患者さんの呼吸と循環を常に看視して、 呼吸回数の低減には呼吸を促し、血圧低下には昇圧する等の適切な処置を即座におこなう体制を整えております。 日本麻酔科学会のホームページを参考にしてみて下さい。 http://www.anesth.or.jp/ Q111 麻酔に関して、良い施設を見極めるポイントを教えて下さい。 術前に、患者さんが手術や麻酔に対するリスク評価を行っている施設かどうかを確かめて下さい。 1.今迄に掛かった病気や手術、それに伴って行った麻酔によって過敏な反応が無かったどうか等を 担当医や麻酔医が事前に聞き取りを行っているか。 2.採血して、貧血や肝臓・腎臓の障害が無いか、等を調べているか。 3.術前から術後に至る流れの説明や、お帰りの際には付き添いの方をお願いしているかどうか。 4.麻酔に必要な、モニターや人工呼吸が出来る装置を用意しているかどうか。 簡単には、これらをチェックしてみて下さい。お分かりにならない点はお気軽にご相談下さい。 Q112 モニターとはなんですか? 術中、患者さんの状態(呼吸・循環)を観察する為に、 血圧計、心電図、経皮的動脈血酸素飽和度モニター、終末呼気炭酸ガス分圧を計測出来るディスプレイのある装置です。 これらの事象を継続して表示してくれ、麻酔医の視診以外に必要な情報を与えてくれます。 上條歯科医院では、他の歯科医院に先駆けて、終末呼気炭酸ガス分圧を計測出来るモニターを用意しています。 患者さんの鼻孔に酸素の管を置かせてもらい、酸素を吸って頂きながら、吐き出す炭酸ガスをモニターします。 呼吸の回数が減ったり、呼吸の量が減ったりすると、このモニターが警報を発令します。 Q113麻酔専従医とは何ですか? 手術において、患者さんへ麻酔薬を投与しながら、状態を四六時中観察し続ける事に専従するドクターです。 過去の日本では、医科、歯科を関 わらず手術を行うにあたり、麻酔無しでは不可能である為、 外科医が麻酔を施行していたのが通常でした。 しかし、麻酔を受けている患者さんの呼吸と循環の状態はとても不安定であり、 目を離した隙に状態が悪くなってしまう事がしばしばありました。 そこで、手術を行う外科医と麻酔を施術する麻酔医を切り離して考えた方が安全である、 という概念に基づいて麻酔に特化した専従医が誕生しました。 従って手術中に麻酔業務に専念しているドクターをさします。 Q114麻酔専従医は手術に参加しないのですか? これは中々良いポイントを突いた質問です。麻酔専従医は、 手洗いをして滅菌手袋をはめて患者さんの手術には直接タッチしません。 手術に気を取られているうちに、患者さんの状態が不安定にならない様に気を配れなくなるからです。 しかしながら、麻酔医は、手術が終了する頃には麻酔薬の作用が切れる様に調整しながら投与を行う必要性があるので、 手術術式や進行度合いを理解している必要があります。 従って、手術野へ直接手を加えて参加しませんが、間接的に内容や進行に合わせて麻酔施術を行っています。 Q115口腔外科医との連携の良い麻酔専従医とは? 手術の刺激(例えば粘膜の切開と骨を削る事では、後者の方が痛みが強い)による痛みに対して、 素早く痛み止めを投与する事で対応できる 。 手術中には、口腔外科医の指示で患者さんが口を開けていられる程度の良好な就眠を得られる。 骨移植を行う際にタイミングを併せて採血を行い手術野へ供給を行う。 手術の進行状況を見極めて手術終了時に麻酔から良好な覚醒を目指す。 これらの連携を持つ麻酔専従医が良い ドクタ ーといえましょう。 また、手術後の不快な症状に関しても対応やアドバイスが出せる点もあげられます。 Q116日帰り麻酔に関する注意点は? 日本麻酔科学会では、日帰り麻酔に関するガイドラインを出しています。 要約すると、術前に診察を行う、術中には安全な麻酔の為のモニター指針を守って麻酔医が常に管理を行う、 術後は帰宅に見合うまで観察を行う、帰宅後に連絡が着き何等かの不快な事が起こった場合には、 提携先の入院施設を持つ等々。 上條歯科医院では、このガイドラインを全て尊守した万全の体制で手術に臨んでおります。 日本麻酔科学会のホームページを参考にしてみて下さい。 http://www.anesth.or.jp/ Q117では、安全な麻酔の為のモニター指針とはなんですか? この点も日本麻酔学会のホームページに公開されています。 要約すると、 1.麻酔医が常に患者さんを看視している事 2.酸素の取り込み具合を、皮膚や血液の色を参考にしつつ経皮的動脈血酸素飽和度モニター (クリップで指を挟んだり、使い捨てのシールを指に貼り付ける)で観察する事 3.胸の動きやカプノメーター(口や鼻から炭酸ガスの出入りを観察する)を用いて、呼吸が成立しているか観察する事 4.心電図、脈波、血圧測定を行って循環を観察する事 5.体温のチェック 6.筋弛緩のチェック 上條歯科医院では、この日本麻酔科学会の指針を全て網羅した状態で手術を運営しております。 とりわけ、3.の炭酸ガス分析装置は他の歯科医院に先駆けて用いております。 このページのTOPへ あなたが知りたいインプラントQ&A目次へ |
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